Eco Park is Great

ハノイ近郊のエコパークを愛する男のブログ。全世界にエコパークの素晴らしさを伝えたい。

2023年にベトナムで人材教育に利用した会社

ベトナムだと日系の研修会社からよく営業案内などが来るが、内容が5Sとか報連相とかだったり、ウェブサイトやチラシのデザインが青が貴重でスーツを来たビジネスマンとかの写真だったりして、1980年代くらいの当たり前を研修するのかという気分になってしまう。実際はどうかわかりませんが、そんな気持ちにさせるウェブサイトやチラシ、案内文であることは間違いがない。

それであれば、先進的な考えや知識、スキルを持っているベトナムの研修会社を利用してみるほかないと考え、2023年は以下の2社の研修会社を利用させてもらった。

ファシリテーション・コーチング : ScrumViet

社員にコーチングやファシリテーションの能力を身に着けて欲しい。身に着けなくても、こういう視点があるということだけでも知って欲しい。と考えてコーチングやファシリテーションの研修会社を探していました。

その理由は、ベトナムはかなりのトップダウン文化を持っていて、社長以外はその他みたいな扱いだったりする。しかもアメとムチが一般的。そのため待ちの姿勢が多くて言ったことはやるが、自分から動こうとする人は少ない。また、話し合いなども自分や自分のセクションを守ろうとして相手を非難し合うようなことも多い印象。日本でも変わらないかもしれませんが。

トップダウンではなく、話し合いを通して解を導きだしたり、特にマネジャーですが、お互いが相手の考えや行動を引き出すようなコミュニケーションを学んで欲しいと思って、私を含めて3人でまずは11月にファシリテーションの研修に行った。次はマネジャーにコーチングの研修に行ってもらう予定。

ベトナムでもコーチングの会社は多くあるが、ライフコーチングが多い。ウェブサイトを見ると「成功者になるには」的な感じなので全部パス。

この会社はスクラム導入のサポートから入っているので、組織でのコラボレーションの一環からファシリテーションやコーチングをとらえているベトナムでは唯一と思われる会社。

参加したときは私のために英語でワークショップを行ってくれて、参加していたベトナム人もみんな英語が流暢だったのでグループワークやディスカッションなどもすべて英語で行われていた。

印象としては、研修内容はまだまだ洗練されていないが良いと思う。私もコーチングの研修とか日本で行ってきたことがあるが、最初は本当にうまくいかない。そんな状態でも参加してくれた人たちには感謝し、回を重ねなければ洗練されていかないし自信もついてこない。

www.scrumviet.org

 

講師のKhoaさんは本も出版している。参加申し込みの前にこの本を読んで、求めている方向性は一致していることを確認して参加を決めた。

 

https://www.scrumviet.org/thay-doi-tu-tam.html

 

営業・マーケティング: Do Xuan Tung Sales Academy

ちょっと面白い考えを持っているベトナム人社長に、あなたの会社の社員が一生懸命なのはなぜですかという話をしていて紹介された人。

元P&Gに勤務していて、日本でもP&G出身者はどの分野でもうまくいっている。

私は打ち合わせはして、研修に行ったのは営業マネジャーだった。非常に勉強になったが、参加者も講義の内容もBtoCに偏っていたというフィードバックはあった。

doxuantung.com

https://www.facebook.com/do.x.tung.1

 

たとえ良い研修会社や研修があったとしても、人間は1回の研修で成長できるわけではないし、ましてや変われるわけではない。

研修は要所要所で入れるとして、それが生かせるような仕事のやり方や機会を作っていく方が難しい。