市の職員は親分である市長が数年おきに変わって方針も変わるので大変かなと思う。国家公務員や県の職員も同じだと思うけど、自分はNPOを長くやっていたので市の職員を見てきたしNPOを通して関わる部分も多かったのでそう思う。
外資系企業に勤めるベトナム人もそう思うのかなと思った。同じ日系企業に20年近く働いている嫁の友達が嫁にグチっているのを聞いただけだが、ある日系企業で新しく来た日本人がベトナムやベトナム支社の状況もわからんのに勝手にいろいろと変えているというもの。20年以上働いていて自分がすべて把握していて権限もあるのにレポートラインをすっ飛ばして変えられるのが腹が立つだけでなく組織全体の規律の面からも心配との話。
いろいろ変えていっている日本人の気持ちも、それを快く思わないベトナム人の気持ちもわかる。
日本人の視点から見ると若いベトナム人の仕事のやり方が甘かったり怠けているように見えたり、どうせ悪いことやってんだろう的な視点から入ることが多いような気がする。また、コミュニケーションラインをすっ飛ばして現場介入的なことは日本では当たり前。
私も入社したばかりの頃はそんな感じだったかな。でもそういうことが続けば水面下の権限争いに発展しあの日本人にはこういう情報は出さないでおこうとか負の面も出て来るんじゃないかなと思う。
今取り組んでいる自発性とかは信頼するところからしか始まらない。時々根拠もないまま信じられなくなるときがあるなど難しいところもある。勤務先の最大の武器は、自分の頭で考えられるベトナム人スタッフたちがいることだと思っているし、今後はよりその特徴を伸ばしていきたいと思っている。
